設定や演出についてのちょっとした語り、裏話など、野暮かもしれませんが、あとがき的に少し語ってみるコーナーです。項目名クリックで本文の表示・非表示ができます。
全体の話
初期プロット
ヒューズがいなくなった後、サイレンスはどうするんだろう? ヒューサイが好きな人なら大抵は考えてしまうと思います。私もそれをずっと考えていて、ちゃんと考えてからでないとおちおちきゃっきゃもさせられなくなっちゃって😹 もうあんまり記憶がないですが、半年後くらいにサガシリーズのオンイベが開催されるって話を聞いて、それ目指して描いてみようかなって思って……。上の絵は、それを告知した時の落書きです。
この時点では、なんと、全75ページくらいのつもりでした! 前半が30ページくらい。二人がくっつくまでの話は薄く薄くするつもりだったんです。読んでくれる方は当然ヒューサイがお好きだろうから、それぞれのヒューサイ像があるわけで、くっつくところまでは多く語らなくてもいいんじゃないかなって。ちなみに、最終的に前編、250ページ超えちゃいましたし😹、細かいところはともかく、大筋は最後までプロット作ってあるんですけど、テーマ(本質)と、話の基本的な流れは変わってないです。内容が詳しく細かく濃くなったって感じ。
なぜそうなっていったかというと、プロットを練っていくうちに、気付いたんです。この話は、サイレンス視点なので、ヒューズの気持ちの変化を読み手に伝えるのが難しいということに。どうしても断片的になってしまう。
だから、ちゃんと工夫しないと、前編の最後の彼の決断が、口先だけのものになってしまう気がしました。それで、色々考えて、読み手がヒューズと同じ気持ちになってくれたら、サイレンスを愛しく思ってもらえれば、前編最後の、彼のセリフや行動が多少なりとも説得的なものになるんじゃないかなと。
それにしても詰め込みすぎて、バランスから、後半も大幅に増やすことになって、というか、描きたいことがどんどん溢れ出して、全然終わりは見えないんですけど(プロットは大体できてますが、作画……😹)、うちの二人をハッピーエンドに導くことが私の使命なので、これからも頑張りたいです!
パートII
p53 加筆分について
パートIIは公開から2年(もっと?)も経ってから14ページも加筆することに。後半を描き始めて、もう少し詰めておけば良かったと思うことがいくつかあって、回想って形で新規追加分にするには小さすぎるし、まあちょっとだから…と思って始めたのに気づいたら結構なボリュームに。後半が全然進まないし、反省です。
絵柄や線の引き方、仕上げ方、あちこち変わっていて、いきなり読んだ方は違和感覚えるかも。味だと思ってもらえたら嬉しいです。
仕上げをしている時に、作画という観点で自分に足りない部分、それをとりあえずでも補えそうなことなど、たくさんの学びがあったので、少しずつ取り入れたりしました。サイレンスの髪がかなりいい感じに描けるようになった気がしてます。そこはペン入れ後に気づいたので、まだ下描きもろくに描けてない後半で得たものをもっと活かしたいです。
だからまあ、後半は進んでないけど、トータルではやっぱり描いて良かったかな💡
実はもう少し加筆したいところがあるけど…そこは本質でないのでとりあえず忘れます😹
パートIII③
p135 ヌ先生の長広舌
前半でもっとも重要なコマです😹 前半で語りたかったことの根拠が、ほぼ凝縮されています。
この作品を書くにあたり、最初に浮かんだ、変わることを厭うはずの妖魔が、変わることはできるのか? という問いに対する、自分なりの答えなんです。
実のところ、サイレンスは妖魔なのにIRPOにいるし、零姫は城から逃げ出し、ゾズマも城を出て、イルドゥンもジーナを愛するようになったりと、作中で妖魔が変わる姿はけっこう描かれています。でも、この作品では、まさにその変わるところを描くので、変化する理由も、変化できる根拠も、考えておかないと説得力がない気がして……。
そんなコマなので、とても由緒正しいというか、後に大幅に書き直すことになる、かなり初期プロットからあるにも関わらず、ほぼ原型のまま公開まで残ったという貴重なセリフです(細かい字句はそれこそ推敲に推敲を重ねましたが……)。ここの説明が書けたことで、あ、このストーリーいけるなって確信しました。
ただね、このコマ……致命的な欠点があるんです。
ヌサカーンの絵がイマイチ😭 いつか描き直したいです……

